フッ素の効果
みなさん、こんにちは東です。
6月3日から10日までの虫歯予防デーに関連して、
今日はフッ素の効果についてのお話をしてみようと思います
『フッ素は虫歯を予防する』ということを耳にすることは多いと思いますが、
そのしくみをご存知でしょうか?
フッ素はどのように歯によいのかというと…
①歯を強くする
歯の表面にフッ素が取り込まれることで、フルオロアパタイトという硬い結晶が作られ、
歯が硬くなり溶けにくくなる、つまり虫歯になりにくくなります
②虫歯菌の活動を弱める
虫歯菌はお砂糖を原料に酸を作り出して、その酸で歯を溶かし虫歯ができます。
フッ素がお口の中にあることにより、虫歯菌の活動が弱まり、虫歯になりにくくなります
虫歯予防でフッ素を使う方法として①歯医者さんで歯の表面にフッ素を塗ってもらう、②学校などでフッ素入りの液でうがいをする、③フッ素入り歯みがき粉で歯みがきをする、という3つの方法があります。
中でもお家でも簡単にできる方法は、フッ素入りの歯みがき粉を使うことです
ほとんどの歯みがき粉にはフッ素が含まれているので、
毎日の歯みがきでだれでも簡単に虫歯予防ができるのです
※当院に置いている歯みがき粉はどれもフッ素が最高濃度(950ppmF)で含まれているので、
高い虫歯予防効果が期待できます。
ただし、フッ素の虫歯予防効果はあくまで補助的なものであり、
使っていれば絶対虫歯にならないというものではありません
磨き残しがあればやはり虫歯になってしまいます
大事なのは毎日の歯みがきで虫歯菌のえさとなる磨き残しをできるだけ作らないようにする、
ということです
みなさん、歯みがきの腕をあげて、さらにフッ素で虫歯予防をしていきましょう
虫歯予防週間のポスター